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市が赤線風俗店の買い取りに協力
 オランダ・アムステルダムの市当局は19日、同市の「赤線地帯」の環境改善のため、 1500万ユーロ(約25億円)を投じて風俗店を買い取る計画を明らかにした。
 同市は、開発業者が同地区の売春婦が客を引く「飾り窓」型の51の風俗店を買収するのに資金援助を行う。 オランダでは2000年から売春は合法化されている。しかしそれ以来、市は同地域の犯罪の増加に頭を悩ませている。
 コーエン市長は、2000年の合法化以来、事態は変わったとして、 「法律によって売春は本人たちの合意で自由になったが、最近では女性の売買や搾取、そのほかあらゆる種類の犯罪が増えている」と述べた。 赤線のある一帯はもともとアムステルダムの最も古い地区の一つで、多くの観光客が訪れる場所でもある。
 同市長はこのたびの計画について、同地区の売春を追い払おうというのではなく、犯罪をなくするためのものだと強調した。

 オランダのアムステルダム(Amsterdam)市当局は20日、1500万ユーロ(約24億円)を投じて風俗街の再開発計画を進めると発表した。
 この計画では、市の援助を受けた地元不動産業者が同地域にある風俗店51軒を買い上げ、集合住宅や商業施設への建て替えを進める。 オランダでは2000年に売春が合法化されているが、同市は観光名所でもある風俗街の再開発の実現を目指す。
 Job Cohenアムステルダム市長は記者会見で、「2000年の売春合法化以降、事情が変わってしまった。 法律で許可されているのは自発的な売春だが、昨今では人身売買や性的搾取などの犯罪が横行している」と指摘。 風俗街の再開発は「売春の取り締まりではなく、犯罪との闘いだ」と強調、「(再開発計画は)大きな一歩だ」と述べた。
 財務担当のLodewijk Asscherアムステルダム市議員は、この風俗街再開発計画は観光産業に悪影響を及ぼさないだろうとの見解を示した。
 一方、同国の風俗業者組合はこの計画に反発。同組合の広報担当者は「風俗店が少なくなれば、 搾取されている女性たちは組合や医療関係者の監視の及ばないところへ追い込まれてしまうだろう。 市当局は、風俗店ではなく売春仲介業者を取り締まらなければならない」と強調した。

オランダの首都アムステルダムの風俗街レッドライト地区で、売春婦が客寄せをする「飾り窓」の約3分の1が閉店する見通しとなった。 大手売春宿のオーナーが、保有する事業全体を不動産会社に売却するため。
 アムステルダム市の自治体によると、不動産会社は18の物件を約2500万ユーロ(約40億円)で購入する予定。 これら18物件には現在、51の「飾り窓」がある。
 観光当局は、700年の歴史を持つレッドライト地区が、 「ファン・ゴッホ美術館」や「アンネ(・フランク)の家」と同様に観光の目玉となっていることを認識している。
 アムステルダム市長は、同市から売春を排除する予定は全くないが、性産業の集中の度合いは高過ぎるとの見解を示している。
時事通信[2007年9月21日]