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おとり捜査で大量検挙
 人気インターネット掲示板「クレイグスリスト」を使った売春の増加を受け、全米の地方警察がおとり捜査を実施し、各地で多くの逮捕者が出ている。

 ニューヨーク・タイムズによると、ニューヨーク市郊外のホテルに部屋を取った20〜32歳の8人の女性が今月初め、 売春容疑でニューヨーク州ナッソー郡警察に逮捕された。同郡警では、 全米の主要都市各地で求人広告や「売ります買います」の掲載で巨大な地域社会情報サイトに成長した クレイグスリスト・ドット・オーグ(Craigslist.org)に告知される売春情報を問題視し、以前からおとり捜査を実施していた。

 同郡警はクレイグスリストで集中的におとり捜査を開始した昨年以来、すでに70人以上を逮捕、全米で最大規模の性犯罪特捜部になっている。 クレイグスリストに偽の売春告知文を掲示したり、売春提供側の告知文に返信して、客や女性を摘発している。

 「クレイグスリストはインターネット上の売春宿と化している」 「最新技術は至る業界に恩恵をもたらしており、世界最古の産業である売春も例外ではない」とナッソー郡警のリチャード・マグワイアー警部補は話している。

 売春摘発と言えば、以前は、街角での張り込みやパトロールの強化、エスコート・サービスの監視などが主だった。 しかし、近年、性犯罪捜査の大部分はパソコンの前で行われている。

 7月には、イリノイ州クック郡警察が、クレイグスリストに売春広告を載せた60人の女性を逮捕した。 またシアトルでは、おとり捜査で71人の男性が逮捕された。その中には建設現場作業員から銀行幹部、外科医も含まれている。 さらにフロリダ州ジャクソンビルでは、地元警察が8月に売春広告を3日間だけ掲示したところ、学校教師や消防士を含む男性33人の逮捕につながった。

 インターネット上の性情報は今に始まったことではないが、売春情報の大規模掲示は最近目立ち始めた傾向だ。 中でも、売春広告に関してはクレイグスリストが各種競合サイトに抜きんでている。
U.S. FrontLine [2007年9月17日]