アルス・アマトリア

 女にも恋の技術を教えよう。これまで男に騙された女は数知れないが、それは彼女たちに恋愛術が欠けていたためなのだ。 愛は技術によって長続きする。
 すべてのものに老いは必ず訪れるのだから、女たちよ、青春を楽しむがよい。 男たちには快楽を拒まぬがよい。だってオマンコはいくらでも使用に耐えるのであって、 身を許したとしても何の損にもならないのだから。

 自分の旦那の目を盗み、ほれた男に恋文を出す場合には、代筆させたり筆跡を変えたり工夫してばれたときのことを考えておくように。
 怒ったり傲慢であったりすることは美容のためにはよくない。むっつりしたり陰気くさいのも困る。つねに明るくいることだ。

 宴席については、遅れていくこと。そうすれば到着自体が魅力になるし、酔った男には美人に見えるし、夜の暗がりが欠点を隠してくれるから。

オイディウス
 最後に性交体位について。女は各自自分を知り、顔がよければ仰向けになり、後姿に魅力があるなら背向位、 足に自信があるならその脚を男の肩にかついでもらうのがよい。その他性交体位は合計千もある。
 女は全身でセックスを楽しみ、男と快楽を分かつべきだ。悦楽のさなかにはみだらな言葉をどしどし口にするがよい。
 アルス・アマトリアは、古代ローマ時代の文人であるオイディウス(BC43-AC18)という人が書いたといわれています。
エロティックな文章を書いていたせいか、ローマを追放され、黒海に近いトミスという町で晩年をすごしたそうです。
参考文献:アルス・アマトリア(オイディウス、樋口勝彦)、世界の奇書(木村健治他)
波斯(ペルシア)
匂いの園

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